CAを辞めたいと思った5つの理由Part1

Moco
前回までの記事で、なぜ私が新卒時代にCAを目指し、CAになってどんな良かったことがあったかについてお伝えしました。今回は、私がCAを辞めた退職理由についてお伝えします。

CAを目指していた頃は、華やかな舞台に憧れを感じ、海外旅行に行きたいときに行ける!やった~とわくわくしながら、CAになることを心待ちにしておりましたが、実際にやってみるとギャップはありました。勿論、楽しい思い出もありますし。CAになって後悔した事は一切ありません

しかしながら、長く続けていく仕事ではないと確信しました。なぜ、長続きしない仕事なのか、その理由についてお伝えできればと思います。

①積み重なるものがなく同じことの繰り返し

初めは全てのことが真新しく、多くの新しい知識を吸収し、緊張しながらも毎日本当に充実していました。飛行機について、サービスについて、それに伴う様々な事を短期間で頭に叩き込みます。全く事前知識のない事を、全て英語で学び自分のものにしていくという作業は、大変ではありましたが、とても面白いものでした。

しかし、いざ訓練が終わり、実際に乗務が始まると、今まで習った知識の大半は使い物にならず、実践を通して現場のやり方をイチから学んでいく必要がありました。それはそれでとても刺激的で、いろいろな国籍の同僚たちとのフライトは学ぶことも多く毎日が大変充実していました。そんな毎日を1年ほど過ごし、エコノミークラス、ビジネスクラス両方での業務にも慣れた頃、ふと自分自身の成長が止まってしまったかのような感覚に気づきました

業務をこなすという意味では効率よくできるようになったし、機内でのトラブルも特に問題なく対処できるようにはなります。お客様からのクレームが刺激的にすら感じるようになったのです。クレーム対応しながら「これは話のネタになるな。。」とか考えていたり。笑

毎回違うメンバーとのルーチンワーク

ただ、少し先の自分を考えた時、成長した自分が頭に浮かんでこなくなりました。CAの仕事は、毎回違うお客様を連れ、毎回違う場所へ、毎回違う仲間と乗務しますが、仕事内容はほとんど変わりません。トラブルやクレームの内容もほとんど同じです。これといったスキルが身につくわけでもないまま、歳だけ重ねていくことが不安に変わっていきました。このまま何も出来ない私のままで、CAという仕事をずっと続けていく自信がなくなってしまったのです。

ドリンクサービスから始まり、ミールサービスをして、機内を巡回してゴミを片付ける。ドリンクサービスではダイエットコーラやペリエが足りなくなって、ミールサービスではパスタが真っ先に品切れになる。サービス中にお手洗いに行きたくなったお客様のために何百キロも有るカートを押したり引いたりする。

片付け中はゴミで山盛りのトレーで両手がふさがっているにもかかわらず、ミールトレーを渡される。肩が出ているような服で乗ってきて、寒すぎる、と怒られる。。。大したことではありませんが、だいたい毎回こんな感じでした。接客が仕事なので当然のことなのですが、このルーチンワークを永遠に続ける事にやりがいを感じることができなくなってきました

また、チームも毎回リセットされるため、チームワークの構築もその度に行わなければなりません。親交を深めてもその深まった親交が次のフライトで活きることはありません。そのため、皆が最低限のマナーを守り、各フライトで円滑なサービスを提供できるように最低限の協力をするだけなのです。

チームワークを発揮してサービスを改善することを自ら行うこともなく、求められることもありません。そんな状況下で、組織の中で一緒に働く同僚と協力し合って働きたいと考えるようになりました

空飛ぶウェイトレス?CAの実態


日本で「客室乗務員をしています。」といえば、「すごいね」「お嬢様なんだね」といわれれることがよくありました。しかし、私が働いていた国で客室乗務員とは、学歴や資格がなくても誰でもなれるまさに空飛ぶウエイトレスだったのです。200KGあるカートを押したり引いたり、汚物にまみれたトイレを掃除したり、食べ散らかされたトレーを回収したり。ある程度覚悟はしていましたが、想像以上に華やかさからは程遠い仕事内容でした。

こんな業務を繰り返していて、自分のキャリアはどうなっていくのだろう?仕事に対してワクワクしなくなってくる自分がいたのです。一つずつ学んで、それが積み重なって、どんどん高度な事に挑戦する。そんな仕事とはかけ離れたCAという仕事に魅力を感じなくなってしまったのです。

ステップアップして新しい仕事を経験しなければ選択の自由がなくなっていきます。選択の自由がないことほどストレスに感じることはありません。私は理想の自分を追い求めたいですし、そのために苦労することはあっても自由に物事を選択できない人生は絶対に嫌だと思う性格なので、これが転職を考えた大きなきっかけです。

選択とストレスの関係
コロンビア大学の教授であり、「選択の科学」の研究の第一人者であるシーナ・アイエンガーさんが実験で立証していますが、「選択権の大きさは寿命に影響を与える。選択肢が少ない人と比べると選択肢がある程度有る人の方がストレスを感じず長生きする」のです。アイエンガーさんが執筆している「選択の科学」という本がありますが、選択することの意味をわかりやすく説明している本なので、是非読んでみてください。
Moco
CAを辞めようと思った理由の1つめはこれです。ちょっと、長くなってしまったので、次回にその他の理由についてお話できればと思います。
次の記事はこちら⇓

CAを辞めようと決断した5つの理由②|CA転職体験記Part6

2017.08.17
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2 件のコメント

  • こんにちは。ブログ読ませていただきました。私は国内航空会社で客室乗務員をしております。まだ1年目ですが、想像とはかけ離れた業務内容、不規則な生活、そしてなによりお客様よりもクルーに気を使わなければいけないという苦しい現実に悩まされ、転職を考えています。しかし、1年目で転職を考えるのはみっともないと思われるのではないかと思い悩んでいます。転職についてより詳しいことをお伺いしたいと思い、ご連絡をいただきたいと思っております。

    • コメントありがとうございます。
      返信が遅くなってしまい申し訳ございません。

      「想像とはかけ離れた業務内容、不規則な生活、そしてなによりお客様よりもクルーに気を使わなければいけないという苦しい現実に悩まされ」
      国内は先輩社員への気遣いで悩んでいる人が私の友人でも多かったので、疑問に思うこと自体自然だと思います。
      まずは、現状の自分を受け入れることが大切だと思いますので、1年目で転職を考えていること自体をみっともないと考えないでくださいね。

      転職に関する質問であればいつでもお気軽にご相談ください。次回の返信はなるべく早く返答するように致しますので。
      また、コメント形式で相談はし辛いかと思いますので、個別でメールさせてもらいますね。

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