第7ステップ「面接の通過率を圧倒的に高める方法」
- 礼儀正しく、笑顔を絶やさない
- 選考企業をポイントで絞って効果的に調査する
- 自身の職務経歴書を再度チェックする
- 話し方の3つのテクニックを意識する
- 自信がみなぎる、とあるポーズを面接前に2分だけする
①第一印象は大切!礼儀正しく、笑顔を絶やさない
面接において第一印象というものは非常に重要で、第一印象が悪いと挽回するには相当高いハードルを課せられてしまいます。キャビンアテンダントの仕事をしてきた方にとって第一印象を高める事は慣れたものだとは思いますが、改めて説明します。
- ハキハキ元気よく話す
- 笑みを絶やさない
- ゆらゆらしない
ボソボソ話してしまうと、聞き手も内容を理解する以上に言葉を聞き取ることに集中しないといけなくなり、肝心の内容に集中することができません。なので、ハキハキと元気よく話すことは非常に重要なのです。
入室・退室の時もそうですが、素敵な笑顔は面接官の心にやすらぎを与えます。面接官は通常、疑いの目を持って質問してきますが、笑みはその疑いの目に対して効果てきめんなのです!ただし、ときには真顔で考えている表情を出すことも必要にはなります。場面場面で使い分ける必要はありますが、面接中の4割程度は笑みをキープするように心がけてください。
また、入室・退室時のお辞儀は当たり前のことかもしれませんが、挨拶を言いながらお辞儀をしないように心がけてください。面接官と目を合わせて、「本日はよろしくお願いします」と笑顔で伝え終えてから、お辞儀するようにしてください。ただし、意識しすぎて不自然になってしまうのも良くないので、無理せず自然体でお辞儀できるように練習することが大切です。
姿勢を正し、身体をぶらぶらしないことであなたの自信を表現することができます。身体を頻繁に動かしてしまうと頼りないという印象を与えてしまうので、ゆらゆらせず正しい姿勢をキープするようにしてください。
②選考企業について調べる
面接において選考企業のことを知ることは自己分析に並んで重要なことですが、企業分析は自己分析よりも簡単にすることはできます。ネットを使えば簡単に情報を入手することができ、競合他社と比較することも容易にできます。そこで、どのような情報を収集すれば良いのか説明します。
商品を実際に購入したり、サービスを実際に体感してみることも大切です。B2B系のサービス(対法人向けのサービス)になると実際に購入したり体感をすることは難しいのですが、B2C系のサービス(一般消費者向けのサービス)であれば面接前に実体験し、そのレビューを面接時に伝えると良いです。※安易に志望動機には使用しないことをおすすめします。志望動機にするのであればそれなりの思いや知識がなければ面接官に簡単に見破られてしまうので。
営業マンが地道な営業活動を行っているのか?代理店に委託して営業してもらっているのか?店舗を運営して顧客を集めて営業しているのか?セミナー等を開催し、顧客を集めて営業しているのか?インターネットで顧客を集めて営業しているのか?それとも特殊なコネクションがありそのコネクションを使って営業しているのか?
色々な手段がある中でどのような手段をどのような意図で選択し、展開しているのか理解することで、その会社に求められる人物像も理解できますし、その会社で身につけることができるスキルやキャリアをイメージすることが可能となります。
通常は、サービスに特色があり、その違いがどのように業界で受け入れられており、どのような顧客に好まれているのか?という点を意識して調べてみるようにしてみてください。ネットの情報だけでは理解できないことも多いのですが、上場企業であれば会社が公開しているIR情報の決算説明資料(パワーポイント等で作成されている資料→例はこちら)等を読むとよくわかります。
上記の4つのポイントを抑えることができれば、その企業の分析はバッチリです。ここだけは調べておいて下さい。
③職務経歴書を読み込もう
※本章は転職エージェントに行って、一通りの準備を行った方に向けての手順を説明しております。面接前に再度チェックするポイントを記載しておりますので、最終チェックのためにご利用ください。
面接前に、必ず自身の職務経歴書を読み込みましょう。以下の質問を意識して職務経歴書を読み、その質問に即答できるように練習しておいてください。そして、全ての返答において一貫性を持たすことを意識してください。一度でも一貫性のない回答をしてしまうと、過去も含め全ての発言の信憑性が疑われてしまいます。
そもそも一貫性とは何なのでしょうか?一番よくあるのが、退職(転職)理由と志望動機における矛盾です。面接官は「どうして前職を辞めようとして、どのような思いで当社に入社したいの?」という疑問を持ち、面接で質問してきます。
極端な例かもしれませんが、前職の退職理由が「どれだけ頑張っても自分の意見が通りにくくく裁量権がなかった為」と伝えているのに、志望動機を「研修やフォローが充実している為」と回答してしまうと、面接官は「研修やフォローが無い会社の方が組織ができあがってないから稟議とか少ないし、結果的に意見通り易いんじゃないの?」って思ってしまうのです。
このように、全ての質問に対する回答は一貫性を持ったものにしなければならないのです。今から面接で聞かれる代表的な質問例をお伝えしますが、自身の職務経歴書を読みながら一貫性のある回答を考えてみてください。
なぜなら、一貫性のない回答する人を信用できないからです。他の事は多少許されますが一貫性のない回答をするだけで大抵の場合は落選するので気をつけてください。
しかしながら、無理やり短所を作り上げるのも良くないと思うので、自分の弱みはしっかりと伝えた上でその弱みに対して自分がどのように向き合っているのかということを伝えた方が良いと思います。実際のエピソードを伝え、どのように対応したのか?長所で補うことができたのか?という視点でフォローしておけばバッチリです!
ただし、退職理由は伝え方が非常に難しいのです。なぜなら、退職理由には内部要因(自分が原因)と外部要因(会社・家族等の外部環境が原因)が絡み合っていることが多いので、自己保身に走ってしまうと物事を他人の責任にしてしまう無責任な人間だとなってしまいます。
なので、通常は自分は〇〇という点で未熟だったと感じておりますが、それよりこの外部要因を解決することが重要だと感じ退職しましたと伝えることで相手に納得してもらう必要があります。そして、その外部要因の解決の方法として、選考中の企業が妥当であるということを納得してもらう必要があるのです。それが志望動機となります。
過去に挫折経験がないと大きな壁にぶつかった時にポキっと折れてしまうと思われたり、人間的な成熟度が低いと判断されてしまうことがあるので、人生において辛かったことを思い出し、どのように向き合い、その結果どのように克服したか思い出しながら回答を考えてください。
④話し方のテクニック
話し方にはコツがあります。そのコツさえ掴んでしまえば、話す事に苦手意識を感じている人でも克服することができます。話し方のコツは様々な手法があり、説明していくとキリがないので、私が重要だと思う3つのテクニックをご紹介します。この3つをマスターできれば、話し方で面接を落とされることはないと思います。
また、結論を伝えたあとで、具体的な例やエピソードを活用しながら結論の意図を伝えていくと相手もイメージすることができるので、言葉に信憑性が備わり納得してくれます。この具体例が面接の合否を握っていると言っても過言ではありません。具体例のないことを自分の強みと言ったりしているとそれまでどれだけ評価の高い面接をしていたとしても、一気に信用度が下がり全体的な評価が落ちてしまいます。具体例は必ず用意するようにしてください。
ただ、自己紹介などで詰まってしまいテンポ良く話せないと印象は悪くなってしまいますので、予想していなかった質問をされた時以外はテンポよく返答するようにしてください。
印象が良くなったからといって評価点が上がるわけではありませんが、自分の話に興味を持ってくれている人の話は同じように興味を持って聞いてくれるのが人間です。だから「面接官の話を前のめりで聞く」というのは話し方を改善せずに伝える力を改善するテクニックと言えるのです。
⑤面接直前にこのポーズを
最後になりますが、面接前に必ずやっておいた方がよいポージングというものがあります。本当に簡単なことで、たった2分で絶大な効果があります。転職活動の時もそうでしたが、今でも大きな商談がある時はこのポージングをトイレで行っています。笑
※間違っても、待合室や受付などではやらないようにしてください!笑
20分以上の動画なのでまとまった時間の無い方は10:18秒からご視聴いただければと思うのですが、面接前にあるポーズを取ることで、テストストレンが増加し、コルチゾールが減少することとなり、面接で好印象な評価を受けることが可能なのです。※ストレス耐性に富み、力強い人にはテストストレンという物質が多く分泌されており、コルチゾールという物質の分泌量が少ないことが判明しております。
面接において自信は非常に重要で、自分がその会社にとってふさわしい人材だと信じ込むことでパフォーマンスを最大化することができます。面接官としても自信のない人より、自信のある人を採用する傾向にあります。理由は明確で、自信のある方は余裕を持って面接に挑み、冷静な応答ができるからです。自信を持って自信の経験と考えを伝えることで普段以上のパフォーマンスを発揮してみましょう。
- 第一印象は極限まで高める
- 選考企業を調べる
- 自分のことを再度チェック
- 話し方についてパターンを理解する
- 面接直前の時間の使い方
面接は準備が全てです。準備せずにぶっつけ本番で行って合格する方もいるかもしれませんが、通過の確率を高めたいのであれば必ず上記のステップで準備をすることをオススメします。