第2ステップ「転職したい職種&業種をイメージする方法」

Moco
前回は、CAが転職を考えた時にまずはじめにやるべきことである「退職理由の整理」についてお伝えしました。今回は転職先を選ぶためのステップについてご説明できればと思います。
転職エージェントTosh
キャビンアテンダントに憧れを感じ、CA一筋でこれまで突き進んでいた方にとって他にやりたい仕事を見つけるということは決して簡単なことではないと思います。
Moco
そうですよね!私もまさにCAが憧れの仕事で、それ以外の仕事なんて想像もできませんでした。
転職エージェントTosh
ちなみに、Mocoさんはどのようにやりたいことを見つけていったんですか?
Moco
私は慎重な性格なので、ネットで調べたり、知人に話しを聞きまくったり、転職エージェントに相談して、半年ぐらい時間をかけて転職先を見つけましたね~。
転職エージェントTosh
半年ですか!!しっかり時間をかけたんですね!素晴らしいです!通常、転職活動は3ヶ月ほどで終了する人が多いのですが、時間をかけずにとにかく今辞めたいから適当に見つけて転職する人はすぐに辞めてしまいますね。逆に長過ぎると、決めきれずにそのままダラダラと現職を続行してしまい、転職適齢期を逃してしまうので、現在CAをしていて未経験職種への転職を検討している方は転職活動に3~6ヶ月ぐらいかけるのが理想的だと思います。
Moco
妥協はしたくないですし、CAという仕事が本当に素敵な仕事だったから、後々辞めたことを後悔したくなかったんですよね。
転職エージェントTosh
うんうん。Mocoさんのおっしゃる通り、CAという仕事は魅力的な仕事なんだと思います。そのような魅力的な仕事から転職する時は転職後の仕事内容をしっかりと理解しないと、転職後に仕事内容のギャップに苦しんでしまうことが多々あります。
Moco
だから時間をかけてでもその仕事の明確なイメージを持つことは大切なことなんですよね!
転職エージェントTosh
本編を読むことで、入社後に感じるギャップの少ない希望の職種と業種を見つけることができるようになります

  1. 仕事のカテゴリーを選ぶ
  2. ネットで情報を仕入れる
  3. 実際にその仕事をやっている人に相談する

転職後にやりたいことをイメージする

第二ステップの「転職後にやりたいことのイメージをする」ということは、前向きな話であり、転職活動で一番楽しいことでもあります。

そんなこと言われてもイメージができないよ!と思う方も大勢いらっしゃるかと思います。CAには閉鎖空間で生活していることが多いため、他業界の社会人と接触することが少なく、結果としてCA以外の仕事に対するイメージが乏しいのです。私もまさに全くイメージができない一人でした。

1.仕事をカテゴリーで選ぶ

仕事には分類があります。その分類から自分がやりたいと思える分類を探します。明確な定義ではございませんし、全ての職種を網羅できているわけではありませんが、大体の仕事はカバーされています。

①クリエイティブ系職種

求められる能力:
コミュニケーション★★★ 体力★★★★★ 頭脳★★★ 感性★★★★★ ストレス耐性★★★★
特徴:
クリエイターの仕事はかなり難易度の高い仕事です。体力、忍耐力、そして感性を鍛える必要があります。また、人に自身が制作した作品を論理的に説明する必要もあります。特に、下積み時代は、案件の納期がある度に徹夜をしたり、時間をかけても解決しにくい業務をひたすらこなしていく必要があります。
代表的な職種:
デザイナー
メリット:
心から楽しめる仕事、スキルが身につく
デメリット:
自身のプライドとクライアントの思いが対立することがある、下積み時代が長い、残業時間が絶望的
②問題解決・ロジック系職種

求められる能力:
コミュニケーション★★★★ 体力★★★★ 頭脳★★★★★ 感性★★★★ ストレス耐性★★
特徴:
こちらも難易度の高い仕事で、ストレスはかからないものの、何でもできるスーパーマン的存在でなければ就くことができないです。裏方ではありますが、会社の中枢機能を担う仕事で、会社の方向性にも大きな影響を与えるダイナミックな仕事ができるのが特徴です。
代表的な職種:
マーケティング、財務、経営企画、コンサルタント職
メリット:
スキルが身につく、自身の思いで会社が動くダイナミックな仕事
デメリット:
残業時間は比較的多い、常に全力投球で仕事をしなければならない(結果を出せなければ左遷やクビになることも)
③ものづくり系職種

求められる能力:
コミュニケーション★ 体力★★★ 頭脳★★★★★ 感性★★★★★ ストレス耐性★★
特徴:
頭脳と感性が最上級クラスに求められる仕事です。中途半端なレベルのエンジニアになってしまうと体力勝負になってしまう、勝ち組と負け組が明確に分かれる職種です。
代表的な職種:
エンジニア
メリット:
給料が高い、生産性が高い、スキルがみにつき
デメリット:
頭脳と感性が低ければ給料も高くなく長時間残業を強いられる仕事
④ホスピタリティ系職種

求められる能力:
コミュニケーション★★★★ 体力★★★ 頭脳★★ 感性★ ストレス耐性★★★★
特徴:
お客様が求めることを察知して、そのニーズを満たすことをします。新人でも戦力になりやすいのが特徴。
代表的な職種:
客室乗務員、受付、秘書、営業事務職、ホテルマン等の接客スタッフ職、コールセンター
メリット:
お客様に感謝される仕事
デメリット:
スキルが身につきにくい、自身と関係のないことでクレームを受ける事がある、歳をとると体力勝負になる仕事
⑤営業系職種

求められる能力:
コミュニケーション★★★★★ 体力★★★★ 頭★★★ 感性★★ ストレス耐性★★★★★
特徴:
お客様と会社の間に挟まり、両者が得するポイントを見つけ、そこに向かって走っていく仕事。売るという能力に長けた人にとっては天職です。会社によっては結果をだせばサボっていようが、何をしていてもOKだというところもあるので、プライベートと仕事を完全に切り分けることもできます。
代表的な職種:
接客販売職、営業職、広報、人事採用職、一部のコンサルタント職
メリット:
会社の表側の仕事、お客様に直接感謝を言われる仕事
デメリット:
ストレスがかかる、教育者にならなければ出世しにくい
⑥ノウハウ系職種

求められる能力:
コミュニケーション★★★ 体力★★★★★ 頭★★★ 感性★ ストレス耐性★★★
特徴:
意外かもしれませんがノウハウ系職種はあまり頭の良し悪しは関係ありません。それよりも圧倒的に体力が必要な仕事になります。
代表的な職種:
税理士、社会保険労務士、司法書士、経理、労務、貿易事務
メリット:
産後の職場復帰がしやすい、安定して働ける、独立することも可能
デメリット:
下積みが長い、給料が上がりにくい
⑦その他職種

特徴:
単純で機械的な作業をルーチンで行う仕事
代表的な職種:
一般事務職、工場ラインスタッフ
オススメできない理由
このような仕事は、今後のAIの発展によりなくなっていくと考えられています。もしあるとしても、パートや派遣などの雇用形態で採用することがメインなので、不安定な仕事です。パート、派遣という雇用形態を望まない限りは、転職することをおすすめできません。

上記7つに分類された職種から、自身の強みを思い出し、メリット・デメリットを考えながら、自分が就きたい仕事のイメージをしていきます

2.ネットで情報を仕入れる


上のステップでイメージした職種分類で仕事に対するイメージを深めたら、次はネットでその仕事について調べると良いかと思います。このステップでの目的は、次のステップに行く前の準備運動みたいなものです。

実際に人に会って話した方がリアルで、有益な情報を得ることができます。仕事をイメージするなら実際にその仕事をしていた人に聞くのが一番なのです。実際に会った時に、事前情報があると、最低限の質問以降は用意できますし、より深い話を聞くこともできるのです。

では、どうやってネットで調べたらいいのか??世の中には便利なサイトがいっぱいあります。

その中でも、一番読みやすく、職種が網羅されているのがリクナビNextが運営する「JOB GALLERY」です。大体の職種の業務内容・求められる能力・やりがい・経験者のQ&Aが記載されています。大変参考になるので、気になった職種があれば調べてみてください。

また、「日本仕事百科」もおすすめです。地方創生がメインなので、職種がちょっと特殊なものが多いのですが、かなりリアルな情報を仕入れることができます。ただの求人サイトではなく、仕事内容が事細かに記載されており、こんな仕事もあるんだな~と感心してしまいます。是非、一度読んでみてください。

3.実際にその仕事をやっている人に相談する


第二ステップ最終段階では実際に希望する仕事に就いている人に相談してみてください。これが一番重要だと思います。後日お話しますが、私も1回目の転職活動では色々な方に話を聞きに行きました。

探せばどんな仕事でも意外といるもので、人のつながりの偉大さを改めて感じました。私もかなりニッチな仕事から有名な仕事まで、全部で20人ぐらいは話を聞きに行きました。

質問内容は毎回変わりますし、これと言ったノウハウみたいなものやルールみたいなものはありません。ただ、気になることを聞くだけです。

私の場合、スキルの向上とやっていく仕事のレベルが高まっていくことに注力していたので、「どんなスキルがついていくんですか?」「業務内容ってどれぐらいの周期で変化するものなのですか?」とか、あとはプライベートと仕事は完全に切り分けたい派なので、「プライベートと仕事を割り切ることができるのか?」とかそんなことを聞いていました。

実際やっている人に聞くと、自分のイメージと全く違うこともありました。私はコンサルタント職とかにも興味があったのですが、コンサルタント職って一括りにされているけど、ただの営業職やないか!とつっこみを入れたくなるような仕事もあったりで、調べていくと私の抱いていたイメージと全く違い、怖くなり、志望職種から除外しました。

余談ではありますが、2回目の転職活動の時は色々と選考に進み、内定を複数社からもらっていたのですが、たまたま興味を持った職種の人にお会いし、色々と話を伺うと採用したいとお声がけいただくこともありました。そして、他の会社の内定を蹴って、その会社に入社したのです。つまり、人によっては第二ステップで終わる人もいるのかもしれません。

第二ステップの段階ではあくまでイメージすることが目的

同業界での転職を検討しているのであれば、ある程度の市場感を理解しているかもしれませんが、未経験職種や業界に転職する場合、自身の市場価値を見誤る可能性があります。

つまり、やりたい仕事でも求人数よりも求職者の方が圧倒的に多い場合、熾烈な戦いになります。そのような情報を自分の考えが固まった後に聞いても、一度考えが固まってしまうとその考えを変えると後悔が残ってしまいます。

なので、イメージする程度で留めておくことが大切です。このイメージは例え、合致する求人が市場に存在しなかったとしても、軌道修正する時に自分の軸として使用することはできます。どういうことかというと、上述した職種カテゴリーは同じカテゴリー内に何個か職種が存在します。その職種カテゴリー内で、ニーズのある職種を探せば似たような仕事を見つけることができるのです。

転職エージェントTosh
やりたい仕事を探す上で非常に重要なのが、実際に人と会って話すことです。ネットはお金をかければ都合の悪い情報を消したり、偽りの情報を流すこともできます。なので、実際に働いている人からリアルな情報を仕入れることが非常に重要なのです。是非実践してみてください。
Moco
以上が、CAで転職を考えている方がやるべき転職活動の第2ステップ「転職後にやりたいことをイメージする」です。
次の記事はコチラ⇓

希望の求人が見つかる?求人探し3つのポイント

2017.08.24
tenshoku manual banner pc

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です