第1ステップ「本当の退職理由を明確にする」

Moco
前回までの記事で、なぜCAになり、CAの仕事のメリット、デメリット(退職理由)について説明してきました。今回は、実際の転職活動の話についてお話できればと思います。
Moco
転職活動をしようと思い立っても、何から始めたら良いのかわからないですよね??私も転職活動をしようと決心したはいいものの、どのタイミングで会社に退職する旨を伝えたらいいのか、どうやって求人情報を収集したらいいのか等、どんなスケジュールで何をしたらいいのかさっぱりわかりませんでした
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転職活動は通常そんなに頻繁にすることではないので、右も左もわからないのは当然のことです。そこでMocoさんと一緒に、転職のポイントを8つにわけて各ポイントにおける重要なことをご説明できればと思います。
Moco
特に、私のように外資系の航空会社でCAをやっている場合、在職中に転職活動を行い、就職先を見つけてから、転職するとなると一気にハードルは上がります。そこで、皆様が一番気になる、CAをしながら、海外でどのように転職活動を開始し、転職活動を終え、転職していったのか?について順番にご説明致します。ステップ1は退職理由の見つけ方です。
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本編を読むことで、面接官が「なるほど~!」と納得する退職理由の見つけることができます

  1. 退職したいと思った全ての理由をリストアップ
  2. リストの中から、「もしその理由(=問題)が解決したら辞めないと思う」ものをピックアップ
  3. ※解決しても辞めたいと思う理由は退職理由にならない!

  4. ピックアップした理由が自分の力で解決できるものか考える
  5. 自分で解決できる問題でなければ、面接官が納得できる退職理由である
  6. 退職理由が明確になると次の職場に求めることが明確になる
Moco
本編では私の実例も踏まえながら、この面接官に納得してもらう退職理由の見つけ方について説明していきます。
 

退職理由を整理する


転職活動を進めるにあたり、自分の気持を整理する必要が生じます。退職する決意ができたとしても、退職理由って複数個あって、一番の理由が何なのか明確になっていないという現象に陥りがちなのです。私も下記記事で自身の退職理由をお伝えしましたが、5つもの退職理由がありました。
 

私がCAを退職しようと考えた理由
  1. 積み重なるものがなく同じことの繰り返し
  2. 不規則な生活による身体の変化
  3. 職場の人間関係によるメンタルの変化
  4. 海外で住み続けたくない
  5. CAになることが目標で、CAになった後のことは考えていなかった

CAを辞めようと決断した5つの理由①|CA転職体験記Part5

2017.08.16

CAを辞めようと決断した5つの理由②|CA転職体験記Part6

2017.08.17
 

その退職理由は重要?それとも大した問題ではない??本質的な退職理由を見極めるための方法


退職を決断した段階では漠然と退職を決断したのですが、自身が退職したいと思った時のことを思い出し、そのシチュエーションを書き出しました。そのリストの中で、ひとつひとつこの問題が解決したらこのまま客室乗務員として働き続けたいか考えました
 
問題が解消されても働き続けたいと思わない理由は、自分の中で感情的な要素が働いているだけで、実は問題だとあまり意識していないことなのです。だから、働き続けたいと思う理由が退職しようと考えている自分の考えの本質部分なのです。
 
具体的にご説明すると、私の場合、キャビンアテンダントの仕事で成長する毎に仕事の幅が広がり、いずれは航空会社の本部で働けたりするキャリアがあるのであれば、「積み重なるものがなく同じことの繰り返し」という問題は解消されます。つまり、私にはキャビンアテンダントを辞める必要がなくなるのです。試行錯誤の結果、私の「この問題が解消されたら辞めないと思った理由」は、下記の2つでした。

  1. 積み重なるものがなく同じことの繰り返し
  2. 海外で住み続けたくない

そして、「今辞めたいと考えているけど、もしこの問題が解決したら辞めないと思う理由」を見つけたら、その問題を解決することが現実的に可能なのかを探ります。退職理由を見極める時に一番注意しないといけない点が、理由(=問題)を自分で解消できる問題なのか、自分で解消できない問題なのかという点です。
 
自分で解決できる問題であれば、面接官からその退職理由に賛同を得ることはできないのです。そのため、退職理由は必然的に自分で解決することが難しいものであるべきなのです。
 
話を戻しますが、私の場合、海外で住み続けたくないという問題に関しては物理的な問題であり、日本の航空会社に転職したら解消される問題ではあるので、日系の航空会社の選考を受けたらいいのですが、「積み重なるものがなく同じことの繰り返し」という理由に関しては、日系航空会社に就職しても解消される問題ではなかったのです。また、現実的に自分の力で解消することが難しい問題だったのです。
 

退職理由を整理することで次の職場に求める条件が見えてくる

つまり、私がCAという仕事を辞めて、次のセカンドキャリアを探す上で大変重要になるのは「日々、知見を広げ、スキルを高めて、より高度な仕事に挑戦することができる環境を探すこと」だったのです。退職理由を整理することで、次の職場に求めていることが明確になるのです
 

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退職理由を整理することは非常に重要です。特に退職を考え始めて間もない時は冷静に判断することができず、自分が何が理由でその仕事を辞めたいのか見失ったまま転職活動を進めて、内定を獲得した会社に入社してしまう方もいますが、そのような方の転職先の離職率は以上に高いのです。
Moco
私もCAを辞めて転職した会社が嫌になったことはありました。CAって本当に自由な仕事だし、休みも取りやすいし、一般的な仕事と比べると違うことが多すぎて、馴染めずに辞めたいと思うことって結構あったんですよね!
転職エージェントTosh
キャビンアテンダントのように特殊な仕事だと、転職後馴染めずに辞めるというのは決して珍しいことではありません。そんな意味でも退職理由を整理し、自分が何のために転職したのかということを明白にしておく必要があります!
Moco
そのとおりだと思います。嫌なことや馴染めないことよりも退職時に掲げた理由の方が大切だなと常に感じていたので、辞めたいと考えたことはありましたが、思いとどまりました。なので、退職理由を整理することは非常に重要なことだと思います。
 
Moco
今回はCAから異業種に転職する為の8ステップの第一ステップである「退職理由を整理する」について説明しました。次回は第二ステップである「転職したい職種および業種について考える 」について説明致します。お楽しみに。
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退職理由

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