目次
第1ステップ「本当の退職理由を明確にする」
- 退職したいと思った全ての理由をリストアップ
- リストの中から、「もしその理由(=問題)が解決したら辞めないと思う」ものをピックアップ
- ピックアップした理由が自分の力で解決できるものか考える
- 自分で解決できる問題でなければ、面接官が納得できる退職理由である
- 退職理由が明確になると次の職場に求めることが明確になる
※解決しても辞めたいと思う理由は退職理由にならない!
退職理由を整理する
転職活動を進めるにあたり、自分の気持を整理する必要が生じます。退職する決意ができたとしても、退職理由って複数個あって、一番の理由が何なのか明確になっていないという現象に陥りがちなのです。私も下記記事で自身の退職理由をお伝えしましたが、5つもの退職理由がありました。
- 積み重なるものがなく同じことの繰り返し
- 不規則な生活による身体の変化
- 職場の人間関係によるメンタルの変化
- 海外で住み続けたくない
- CAになることが目標で、CAになった後のことは考えていなかった
その退職理由は重要?それとも大した問題ではない??本質的な退職理由を見極めるための方法
退職を決断した段階では漠然と退職を決断したのですが、自身が退職したいと思った時のことを思い出し、そのシチュエーションを書き出しました。そのリストの中で、ひとつひとつこの問題が解決したらこのまま客室乗務員として働き続けたいか考えました。
問題が解消されても働き続けたいと思わない理由は、自分の中で感情的な要素が働いているだけで、実は問題だとあまり意識していないことなのです。だから、働き続けたいと思う理由が退職しようと考えている自分の考えの本質部分なのです。
具体的にご説明すると、私の場合、キャビンアテンダントの仕事で成長する毎に仕事の幅が広がり、いずれは航空会社の本部で働けたりするキャリアがあるのであれば、「積み重なるものがなく同じことの繰り返し」という問題は解消されます。つまり、私にはキャビンアテンダントを辞める必要がなくなるのです。試行錯誤の結果、私の「この問題が解消されたら辞めないと思った理由」は、下記の2つでした。
- 積み重なるものがなく同じことの繰り返し
- 海外で住み続けたくない
そして、「今辞めたいと考えているけど、もしこの問題が解決したら辞めないと思う理由」を見つけたら、その問題を解決することが現実的に可能なのかを探ります。退職理由を見極める時に一番注意しないといけない点が、理由(=問題)を自分で解消できる問題なのか、自分で解消できない問題なのかという点です。
自分で解決できる問題であれば、面接官からその退職理由に賛同を得ることはできないのです。そのため、退職理由は必然的に自分で解決することが難しいものであるべきなのです。
話を戻しますが、私の場合、海外で住み続けたくないという問題に関しては物理的な問題であり、日本の航空会社に転職したら解消される問題ではあるので、日系の航空会社の選考を受けたらいいのですが、「積み重なるものがなく同じことの繰り返し」という理由に関しては、日系航空会社に就職しても解消される問題ではなかったのです。また、現実的に自分の力で解消することが難しい問題だったのです。
退職理由を整理することで次の職場に求める条件が見えてくる
つまり、私がCAという仕事を辞めて、次のセカンドキャリアを探す上で大変重要になるのは「日々、知見を広げ、スキルを高めて、より高度な仕事に挑戦することができる環境を探すこと」だったのです。退職理由を整理することで、次の職場に求めていることが明確になるのです。